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黒い星を探せ / デューイ・レッドマン・カルテット
¥2,530
ジョシュア・レッドマンの父であり、キース・ジャレット・カルテットの一員として活躍したテナー奏者、デューイ・レッドマンが脚光を浴びるきっかけとなった66年のサンフランシスコでのライヴ・アルバム。 「デューイはキース・ジャレットと組む前にはオーネット・コールマンのグループにいたが、彼は終始コールマンに刺激を与え続け、彼から受けた刺激によってコールマンは新しい世界に踏み出すことができた時期がたしかにあったといえるのである。それほどデューイの個性は強烈だし、彼のサックスは底知れぬ深さと神秘性を持っている。ぼくは72年の夏、ニューヨークでたまたま友人たちとジャズ・クラブ“ヴィレッジ・ヴァンガード”をのぞいたとき、このデューイ・レッドマンのプレイに接することができた。このときは、アルト・サックスも吹いていたが、力強さ、魔力にみちたプレイにおいて、最近のオーネット・コールマンをしのぐものを感じさせたのである。不気味さ、人声を思わせる雄叫び、アフリカン・エコーなどの点をとってもユニークであり、底知れぬ可能性を見出すことができるのだ。『よい音をもたなければ、テクニックがあっても意味がない』とデューイは言っている。この場合、よい音の意味は難しいが、それはたんにムード的に美しいという意味とは異なり、それに人間の真実がこもっており、血が通っているかどうかということが大切になる。フリーキーでダートな音にも生命が通っていればそれは良い音であろう。72年に彼の生の音をきいたときには、その人間臭い音に惚れたものである。彼が求めるグッド・サウンドはそのような血の通った音に違いないのである。このアルバムからもそういったデューイ・レッドマンの姿勢をみることができる。」・・・・岩波洋三(前回発売時ライナーより) release 2021/5/1
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南アフリカのある村の分析+4 / ダラー・ブランド・トリオ
¥2,530
アブドゥーラ・イブラヒムことダラー・ブランドの名作「アフリカン・ピアノ」と共に初期代表作となったアルバムがボーナス・トラック4曲を追加しオリジナル・ジャケットでの初CD化! 「そばにあるステレオはちっぽけなやつだが、それでダラー・ブランドのトリオを聴いたあとで、ぼくはこのピアニストがきらいだったことを思い出しながら、こんどはすきになったけれど、それはなぜだろうかと考えた。ダラー・ブランドがきらいになったのには2つの理由があった。なんだいフレーズがまるで借りものじゃないかということと、エリントンをダシに使ったということである。~ぼくはダラー・ブランドがきらいだったので、借りたレコードを聴いただけで買わなかったけれど、ふっと頭の中を横切った考えは、たしかもう1枚あったけれど、きらいなピアニストだったから聴かないですましてしまったということである。世界ジャズ人名事典には”Anatomy of a South African Village”がもう1枚あると書いてあった。つまりぼくが聴いてダラーがすきになったレコードはこれなのである。ぼくがダラー・ブランドの最初のレコードを聴いたときには、あまりに影響だらけだった。とりわけ彼はモンクに影響されていた。ところが「南アフリカのある村の分析」の中で彼はモンクのライト・ブルーをソロで弾いているほか、ラウンド・ミッドナイトと取り組んでいるが、これは注目していい。というのもモンクの影響から脱して、あたらしい解釈をしているからだ。僕はラウンド・ミッドナイトが大すきで、なんといってもマイルスとコルトレーンの五重奏が一番いいが、そのほかいろんな演奏を聴いた印象からいうと、二番目にいいのが、このダラー・ブランドだ。ふつうはどうも演奏が甘くなってしまうが、ここでは硬質な感じがしてくるからである。」・・・・植草甚一(前回発売時ライナーより) release 2021/5/1
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ドルフィーに捧げる涙+3 / テッド・カーソン・カルテッド
¥2,530
かつての盟友、エリック・ドルフィーの早すぎた死の悲しみを乗り越えて生まれた名作がオリジナル未収録3曲を追加して27年ぶりに復刻! 「エリック・ドルフィーは64年6月29日にベルリンでこの世を去ってしまったが、カーソンは彼の死の知らせをパリで聞き、大きなショックを受けた。テッド・カーソンはまさにドルフィーの死の意味するもの、失われたもののはかり知れない大きさを誰よりも実感としてうけとめていたミュージシャンだった。彼は哀しみの中でこのアルバムのタイトル曲を書き、ドルフィーの為に心をこめて演奏した。精根こめて作られたこのアルバムは、テッド・カーソンのリーダー作中でもトップに挙げられるべき傑作となったのである。カーソンが加わっているミンガス・グループの傑作アルバムに『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』があるが、本アルバムの楽器編成が奇しくもそのセッションと同じであるというのは注目されて良い。全体的なサウンドの中にも、チャールス・ミンガスの音楽が強い影を落としているが、このことはミンガス・グループでの演奏経験が、カーソンにとっていかに強烈で忘れることができないものであったかと示すものにほかならない。同時にそれは、エリック・ドルフィーとの創造を絶するほどスリリングな演奏体験にも結び付いてくるのである。」・・・・岡崎正通(前回発売時ライナーより) release 2021/5/1
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タッチング+1 / ポール・ブレイ・トリオ
¥2,530
60年代のフリー・ジャズ・ムーヴメントに大きく貢献したピアニスト、ポール・ブレイが65年に自己のトリオでコペンハーゲンに残した今もって色褪せない初期重要作! 「ブレイ~カーター~アルトシュルの3人により、65年1月5日コペンハーゲンで録音された本アルバムは、新局面を迎えたブレイ・トリオの最初の記録に位置づけられる。ポールがメキシカン・ミュージックにインスパイアされて作曲し、ドラムスがカリプソをベースにしたリズムをキープする『マザタラン』、本アルバムの翌月にあたる65年12月録音作『クローザー』の収録ヴァージョンとは少し異なり、アルトシュルが終始シンバルのみでアプローチする『クローザー』、3人が自由に互いを刺激しながら演奏するという、本トリオの基本ポリシーの象徴的なナンバーであるフリー・インプロヴィゼーション『パブロ』など、ここに収められているのは、かつてオーネットの音楽コンセプトに共鳴したポールが、フリー・ジャズ、即興音楽、コンポジション、インタープレイを、彼自身の方法で統合した独自のサウンドなのだ。現在のぼくたちが耳を傾けても、実に新鮮に響く本作に、世紀末の今こそ再評価を望みたい。」 ・・・・杉田宏樹(前回発売時ライナーより)
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ザ・リンガー / チャールズ・トリヴァー
¥2,530
昨年13年振りとなるニュー・アルバムをリリースし、その健在ぶりを世に知らしめた元祖スピリチュアル・ジャズ・レーベルStrata-Eastの創立者、チャールス・トリヴァーが1969年にロンドンで収録した記念すべきデビュー・アルバム! 「彼のコルトレーン・ジャズへの傾斜、それは当アルバム2曲目のオン・ザ・ナイルで明白である。荘厳とも言えるこの曲のオープニング部分に於いて、聴き手はすでにあのコルトレーン・モードの世界へと導き入れられよう。けれどここに聞かれるのは決してコルトレーン・ジャズの模倣ではなく、トリヴァーによるコルトレーン・モードのたくみな利用といった方が正しいだろう。アドリブ部分に於いても、えも言えぬ6/4のリズムに乗ってトリヴァーとカウエルがコルトレーンとタイナーに挑戦しており、その二人の情念はC&Tを鏡で眺めたごときT&Cの熱い世界を創り上げて立派である。~多くのジャズ・ミュージシャンの中でも彼が特に注目され話題とされるのは、NEWを目指しながらもジャズの伝統から足を離さなかったこと、NOWを目指しながらもポップに堕落しなかったこと。この2つが重要なファクターとなっているからであろう。このアルバム最終曲スパーに於ける彼の好演が何よりもよくそのことを物語っている。ブラスそのものとも言えるトリヴァーのアドリブは、理屈抜きでジャズの楽しさを伝えてくれるが、そのトリヴァーもさることながら、筆者は彼に先だつカウエルのエクスタシーとも呼べる6コーラスのアドリブだけの為にもこのアルバムを手に入れたであろうことを告白しておこう ・・・・久保田高司(前回発売時ライナーより) release 2021/5/26
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カデンツァ・ノヴァ・ダーニカ / ジョン・チカイ
¥2,530
ジョン・コルトレーンとの共演でも知られるサックス奏者、ジョン・チカイが自らのグループ、カデンツァ・ノヴァ・ダニカを率いて母国デンマークに残したフリー・ミュージックの頂点を極めた初期代表作! 「チカイのオリジナルになるリラント・デル・インディオで聴かれる、深い透明感を湛えた知的な叙情、白夜にも似た幻想美。こうした表現こそは、まぎれもなく彼らだけのものであり、アメリカのニュー・ジャズ・サークルでは持ちえない、独自のヨーロッパ的な表現位相を探求する彼らの成果と評することができよう。更にもう一つの彼らを他のグループから際立たせている著しい特色として3曲目ケァステンや4曲目オルガ・フレールー等で端的に表れているトーキング・ドラムやアフロ・ドラムスをはじめ、さまざまなエキゾチックともいえるパーカッションを愛用し、それによりセッションへのコンスタントなパルスの注入を図り、律動的な空間の現出に成功している点も挙げられよう。トレーンやシェップ、ドルフィーそしてなによりアイラーといった同時代の偉大なミュージシャン達の業績を踏まえながら、そこに北欧の音楽的伝統を導入し、異質の位相を有した新鮮なフリー・ミュージックを創り上げたこのアルバムは今なおいささかもその価値を減じておらず、生生しく僕たちに迫ってくるのだ・・・・・小西啓一(前回発売時ライナーより) メンバー: ジョン・チカイ(as, perc) ケァステン・フォーゲル(as, perc) ステファン・アンネセン(b) マックス・ブルーエル(bs, p) キム・メンツェル(tb) ヒュー・シュタインメッツ(tp) イヴァン・クリル(perc) ジョルジオ・ムソーニ(perc) 録音:1968年10月27日/デンマーク release 2021/5/26
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ブリリアント・サークルズ+2 / スタンリー・カウエル
¥2,530
ハードバップからフリーまで幅広いスタイルを俯瞰しながら、常に革新に挑み続け昨年末惜しくもこの世を去ったピアニスト、スタンリー・カウエルのダウンビート誌国際批評家新人賞を獲得した初リーダー・アルバム! 「ジョー・ザヴィヌル、ウェイン・ショーター、チック・コリアらは60年代を統括して新しい70年代を導いていく知性である。これはもう間違いのないところだが、しかしそういう知性は他にも見出しうるのであって、アート・アンサンブル・オブ・シカゴやハービー・ハンコック、マッコイ・タイナーらの70年代における作業は、それを十分に示唆するものである。そういう幾人かの知性の中でも、とりわけぼくは、スタン・カウエルにひどく期待をかけていた。その期待は今日まで決して裏切られていない。注意深く観察してみれば、彼がいかにすぐれたミュージシャンであるかはもちろん、60年代の後半にデビューしてまもなく、70年代を示唆した【先鋭的なメインストリーマー】として、いかに重要な存在であったかという一端に触れることができるはずである。69年9月25日に吹き込まれたこのアルバムは、カウエル初のリーダー・アルバムであり、彼の高度なジャズ概念と音楽性が充分に示された貴重なアルバムである。」 ・・・・悠雅彦(前回発売時ライナーより) メンバー: スタンリー・カウエル(p) ウッディ・ショウ(tp, maraccas) タイロン・ワシントン(ts, fl, cl, tb, caraccas) ボビー・ハッチャーソン(vib) レジー・ワークマン(b, fender-b) ジョー・チェンバース(ds) 録音:1969年9月25日/ニューヨーク release 2020/9/26
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ハイ・ワン&ハイ・ツー ~コンプリート・エディション / デイヴ・バレル
¥2,530
長らく前衛ジャズ・シーンに君臨してきたピアニスト、デイヴ・バレルのフリーという定義に囚われないアプローチが斬新なデビュー・アルバムの全貌。盟友、ファラオ・サンダースも参加! 「今回リリースされる3枚のリーダーたちに共通することは、1970年を挟んでフランスで活動していたこと。そしてもう一つは前衛的な演奏をしながらも伝統をおろそかにしないことだ。好きなピアニストにジェリー・ロール・モートン、デューク・エリントン、セロニアス・モンクを挙げるデイヴ・バレルはボストンのバークリー音楽院で作編曲を学んだのちニューヨークに出てノア・ハワード、ファラオ・サンダース、マリオン・ブラウン、アーチー・シェップなどの前衛ジャズ奏者と共演。68年の初リーダー作となる本作は、ラグタイムからフリーまで彼なりに解釈したジャズのスタイル博物館のようだ。中でもオスカー・ピーターソンのヴァージョンを聴いてもっと自由にできないかと前衛スパイスを効かせた編曲に挑んだ「ウエスト・サイド・ストーリーメドレー」と、セシル・テイラーの影響が強い「イースト・サイド・カラーズ」からは彼の自分史が見て取れる。ファラオ・サンダースがタンバリンをカシャカシャ叩く姿を想像するのもいいだろう。近年取り上げられることが少ないピアニストなので今回の再発はまことに喜ばしい。」・・・・片岡文明(ライナーより) メンバー: デイヴ・バレル(p) シローネ(b) ボビー・カップ(ds/1-6,8) サニー・マレイ(ds/track7) ファラオ・サンダース(tambourine) 録音:1968年2月6日/ NY(1-6, 8)1968年9月9日/NY(track7) release 2020/6/23
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ザ・ブラック・アーク / ノア・ハワード
¥2,530
ブラック・アーツ・アンサンブルを率いて黒人音楽の向上に貢献したアルト奏者、ノア・ハワードのデビュー作にして60年代フリー・ジャズの成熟を記録した重要な1枚。コルトレーンに強い影響を受けながらもスピリチュアルでフリーキーな独自のサウンドは今日も輝きを放っている。 「ときに黒人スポーツ選手が魅せるプレーは日本人が逆立ちしてもかなわないパワーとしなやかさを兼ね備えている。セカンド寄りのゴロをすくい上げるとそのまま二塁ベースで踏み切って走り込んでくる一塁ランナーをハードル選手よろしくヒラリと飛び越え中空からのスナップスローでゲッツーを決める遊撃手。背後からパスされたボールを走りながら受け取ると待ち構えているディフェンスに体を預けながらダブルクラッチでシュートを決めるバスケット選手。彼の演奏を聴くといつもそんな連想をしてしまう。ポール・ゴンザルベスの豪快なソロを聴いてサックス奏者になることを決意し、バイロン・アレンやソニー・シモンズに師事、ジョン・コルトレーンを聴いて電撃ショックを受けた彼の演奏は伝統的であると同時に先鋭的だ。張りのある抑制の効いたソロの最中、突如金切り音にワープするも無機的にはならず、感情まかせに方向を見失うこともない。・・・・・片岡文明(ライナーより) メンバー: ノア・ハワード(as) アーサー・ドイル(ts) アール・クロス(tp) レスリー・ウォルドロン(p) ノリス・ジョーンズ(b) モハメド・アリ(ds) ジュマ(cgs) 録音:1969年/Bell Sound Studios, NY release 2021/6/23
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ザ・スピリチュアル ~コンプリート・パリ・セッション / アート・アンサンブル・オブ・シカゴ
¥2,530
グローバル・ミュージックの先駆者ともいえるシカゴのゲットー出身の音楽集団AECが第一期黄金時代に残した伝説のパリ・セッション。これまで2枚に分かれていたアルバムと追加曲を収録しての初CD化! 「説明しないとわからない音楽は良い音楽とは言えない。と、どこかで読んだ気がするがそれを承知で書く。彼らの音楽は彼らの生活のすべてである。だから会話をし、急に黙り、つぶやき、不満をぶちまけ、叫び、誰かを皮肉り嘲笑する。彼らの音楽は彼らの歴史のすべてである。無数の打楽器や鳴り物はドラマーがいないため全員が受け持たねばならないのと同時にアフリカから続く黒人のストーリーだ。ライヴや映像に接した人ならご存知だろうが、顔にペイントを施すメンバーとそうでないメンバーがいて各人それぞれの衣装をまとう。これらも同じ理由である。彼らの音楽は音を創造する瞬間がすべてである。今日のその一音一打、一声に彼らのすべてが詰まっている。AECの音楽は説明などなくても十分に楽しめるし美しい。が、背景を知ると日本人に理解するのは永遠に無理ではないかと思わせるほど重い何かがのしかかってくる。この文も彼らの発言を参考に書いているが、全くわかっちゃいないと一蹴されるかもしれない。」・・・・片岡文明(ライナーより) メンバー: レスター・ボウイ(tp, flh, horns, b-ds) ロスコー・ミッチェル(as, ss, bs, cl, fl, siren, bells, perc) ジョセフ・ジャーマン(as, ss, ts, cl, ob, fl, p, hc, g, perc) マラカイ・フェイバース(b, fender-b, banjo, perc) 録音:1969年6月26日/パリ release 2021/6/23
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スパイラル / アンドリュー・ヒル
¥2,530
Blue Noteからの諸作でジャズ・シーンに衝撃を与えた新主流派ピアニスト、アンドリュー・ヒルが名匠、マイケル・カスクーナのプロデュースで70年代に残した隠れ名盤の復刻! ツとのデュオ『インヴィテーション』や、キース・ジャレットのクァルテットをダークにしたような『クワイエット・ドーン』などは複雑な結晶構造が以前より美しくなっている。共演者ではバリー・アルチュール(アルトシュル)のフレキシブルなドラムと夾雑物混じりのアルト、ロビン・ケニヤッタに注目だ。「60年代の怒りを爆発させたかのようなフリージャズから早く脱却しなければいけない。今こそ演奏能力に磨きをかけて美を追求する時だ**」との発言の回答がこのアルバムと言っていい。セシル・テイラーとは異なるアプローチで前衛と向き合ったピアニストだった。とかくブルーノートの諸作しか話題にならないアンドリュー・ヒルだが、そろそろ70年代以降の作品にも注目してはどうだろうか。・・・・片岡文明(ライナーより) メンバー: アンドリュー・ヒル(p) リー・コニッツ(ss, as, ts) テッド・カーソン(tp, flh, p-tp) セシル・マクビー(b) アート・ルイス(ds) ロビン・ケニヤッタ(as) スタッフォード・ジェイムス(b) バリー・アルトシュル(ds) 録音:1974年12月20日&1975年1月20日/ニューヨーク ■オリジナル・デザインE式紙ジャケット release 2021/7/21
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ダイヤモンド・エクスプレス+6 ~コンプリート・フリーダム・レコーディングス / ドゥドゥ・プクワナ
¥3,080
南アフリカ出身のサックス奏者、ドゥドゥ・プクワナのアーシーでグルーヴィーなプレイで人気盤となった踊れるデビュー・アルバム。何と、これまで未収録だった6トラックを完全収録した2枚組でのコンプリート復刻! ドゥドゥ・プクワナの人気盤にCD1枚分の未発表音源が追加され2枚組で登場!これは大事件だが、まずは既発音源から聴いていこう。冒頭から3曲は、ジャズ、ファンク、ロックを融合したようなノリのいいエレクトリック・サウンドが続く。アラン・ベイツとマイケル・カスクーナという英米2人の共同プロデュースによって時代に沿った音作りとなった。メンバーが異なる4曲目はドゥドゥが初めて参加したグループ「フォー・ヤンクス」のピアニスト兼リーダー、テテ・ムバムビサとドゥドゥ夫人のバーバラ・プクワナに捧げられた作品。辛塩混じりの突き刺すようなアルトソロから大陸的テーマへ移行するブラス・アンサンブルはブラザーフッド・オブ・ブレスの影響が強い。『バード・ライヴス』は彼の原点であるビバップを現代の解釈で甦らせている。バードとはもちろんチャーリー・パーカーのこと。ここで渾身のソロを披露したモンゲジ・フェザは録音の後に急死したためこのアルバムは彼に捧げられた。・・・・・片岡文明(ライナーより) メンバー: ドゥドゥ・プクワナ(as) Track 1-3, 5: モンゲジ・フェザ(tp) フランク・ロバーツ(key) ラッキー・ランコ(g) アーネスト・モソール(b) ジェームス・メネ(ds) ルイ・モホロ(ds, perc) Track 4: モンゲジ・フェサ(tp) エルトン・ディーン(saxcello) ニック・エヴァンス(tb) キース・ティペット(p) ラッキー・ランコ(g) ヴィクター・エヌトーニ(b) ルイ・モホロ(ds, perc) 録音:1975年/ロンドン ■オリジナル・デザインE式紙ジャケット release 2021/7/21
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パズル・ボックス / ジム・ヤング
¥2,530
その後ロック・シーンへと身を投じるキーボード奏者、ジム・ヤング幻のデビュー・アルバムが奇跡の初CD化!60年代のサンフランシスコの空気を吸い込んだフラワーでピースフルなアヴァンギャルド・ミュージック? 一連のフリーダム紙ジャケット復刻シリーズの最後に思わぬ宝物が待っていた。アラン・ベイツが60年代中頃サンフランシスコに赴いて作った2枚のレコードのうちの1枚である。主役のジム・ヤングは89年に亡くなっているが70年代にはヨアヒム・ヤングの名でルイス・ガスカ、ボズ・スキャッグス、スティーヴ・ミラー・バンドなどの録音にピアノやオルガン、電気ピアノで参加している。このような実力者揃いの演奏が悪いはずがない。タイトル曲こそ親指ピアノ(カリンバ)とチャルメラが踊る風変わりなものの、他の3曲は爽やかな新主流派ジャズである。テナーはソニー・ロリンズやジョン・コルトレーンを消化した太い音色と豪快な節回し、ピアノはシャープで端麗明快。難解なところは少しもない。どこかヨーロッパ的なセンスの良さを感じさせる。もちろん世界初CD化。ジャケットもオリジナルのドイツ盤仕様。これを逃すと一生後悔するかも!・・・・片岡文明 メンバー: ジム・ヤング(p, African thumb piano) ベネット・フリードマン(ts) ハーレイ・ホワイト(b) ジム・メッシンジャー(ds, Indian snake-charmer) 録音:1966年/ サンフランシスコ ■オリジナル・デザインE式紙ジャケット release 2021/7/21
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フリーダム・イヤーズ / アンソニー・ブラクストン
¥3,080
SOLD OUT
ポスト・フリー・ジャズの最重要アーティストであるマルチ・リード奏者、アンソニー・ブラクストンが混迷と萌芽の時代を潜り抜けフリーダム・レーベルに残した、チック・コリアとの伝説のセッションを含む全てのレコーディングを2枚のCDに収め完全復刻! 『コンプリート・ブラクストン』は、5つの編成の8曲の演奏だからバラエティにとんでいる。とりとめのない世界のようで、逆にブラクストンの世界の広がり、貪欲さが伝わる。ここで注目なのは、チック・コリアとのセッションだ。ブラクストンは、ここからサークルというバンドが生まれることになるが、これはその前段階と言ったところ。これらを経て、彼らはバンド活動を開始することに決したのだろう。『サイレンス』は、渡仏直後の録音だが、このリロイ・ジェンキンスとリーオ・スミスとの演奏は、シカゴ時代からのもので、半ばレギュラー・グループ的な親密な関係をもったセッションだ。シカゴ前衛派のエッセンスと言っていい。『タイムゾーン』のシンセのリチャード・タイテルバウムは、イタリア前衛電子音楽集団ムジカ・エレクトロニカ・ヴィヴァの一員。シンセといってもキーボードではなく、微妙なスイッチの加減で音が大きく変わる、むしろナチュラルな現象を扱う楽器と言っていいのかもしれない。・・・・青木和富 Disk 1 メンバー: アンソニー・ブラクストン(as, ss, cl, c-cl, fl) チック・コリア(p) ケニー・ホイラー(tp, flh) デイヴ・ホランド(b, chello) バリー・アルトシュル(perc, bell) ロンドン・チューバ・アンサンブル 録音:1971年2月4.5日/ロンドン Disk 2メンバー: Track 1-2: アンソニー・ブラクストン(reeds, misc. instruments) ルロイ・ジェンキンス(vln, misc. instruments) レオ・スミス(tp, misc. instruments) 録音:1969年7月18日/パリ Track 3-4: アンソニー・ブラクストン(ss, as, c-cl) リチャード・タイテルバウム(moog, synth) 録音:1976年6月10日& 1976年9月16日/ ニューヨーク ■オリジナル・デザインE式紙ジャケット release 2021/7/21