ホープネス / 溝口肇
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hopenessが人生のBGMであるように。
2年ぶりとなるソロアルバム「hopeness」には、溝口肇が誰より自分自身のために渇望した音楽が詰め込まれている。そしてそれは同時に、コロナの蔓延により、他者との触れ合いや、賑々しい刺激を求めることを抑圧された多くの人の不安や悲しみを癒やす、まるで祈りのような作品群でもある。一人で過ごす変哲ない日常を彩り輝かせる、静かで奥深い音世界。じっくりと向き合っても、暮らしの中で聴き流しても、繰り返し、水のように沁みてくる希望。
コロナ禍の制作ということもあり、作曲、アレンジ、演奏、ミックス、マスタリング(配信)を全て一人で行ない、ゲストミュージシャンたちはリモート録音での参加となった。
ジャケットに写るのは、溝口が一緒に暮らす猫、マメ。1年にわたる全9曲の作品制作には彼女が、時に優しく、時に騒がしく寄り添ってきた。なんということもない光景が愛しく思える。なんということもなかった日々を恋しく思う。
マメは時間を戻したかったのだろうか、それとも進めたかった?
■アーティストプロフィール:
溝口肇チェリスト・作曲家、プロデューサー。
指揮者カラヤンをテレビで見て3歳からピアノを、11歳よりチェロを始める。東京芸術大学卒。
23歳の時に自身が起こした自動車事故でムチウチ症となり、その苦しみから逃れるためシンセサイザーで「眠るための音楽」を作曲し始める。
その後、自分自身のソロ楽曲として書きためられ、1986年ソニーよりデビュー。以後、クラシック、ポップス、ロックなど幅広いジャンルで活躍。
長寿テレビ番組「世界の車窓から」のテーマ曲はあまりにも有名。近年ではロンカーターとの共演も果たす。
自身の音楽を「心の覚醒」と位置付け、奏でるチェロの美しさ、ホスピタリティあふれるサウンドは、ジャンルを越えて多くの人を魅了し続け、ミュージックシーンに独自のスタンスを確立している。
GRACE MUSIC LABELを主催し、CD制作、ハイレゾ音楽制作を行っている。
最新鋭レコーディングにも精通し、ハイレゾ最高峰であるDSDでの制作、配信も精力的に行っている。また、録音技術などの精通していることから、最近ではオーディオ関係の雑誌等に出演することも多く好評を得ている。
M1.Luminance
M2.Map of Happiness
M3.I am you
M4.New Vision
M5.Cloudscape
M6.Hours
M7.Neon
M8.Graceful
M9.Hopeness
release 2021/5/19
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