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藤枝守ガムラン曼荼羅パラグナ・グループ(ガムラン) / 藤枝守

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Mamoru Fujieda: Suite “Gamelan Mandala”
演奏:パラグナ・グループ(ガムラン)

「植物の声」がうめこまれた《植物文様》。
曼荼羅となったガムラン、陰陽としての植物文様。
さまざまな照合によって、彩色される響きと律動の回廊。

組曲「ガムラン曼荼羅」は、2020年11月19、20日にトーキョーコンサーツラボで初演された。会場となるフロア全体の真ん中に舞台がつくられ、その舞台の周辺に客席が円環的に設けられた。まず、ゴングが舞台中央に据えられ、そのゴングを四方から取り囲むように一対のサロン、ボナン、ジュングロンが置かれると、円環的なガムランの曼荼羅ができあがったのである。
全体は8つの楽曲(piece I〜VIII)による組曲として構成されている。そして、八つのフレーズがひとつの楽曲をかたちづくり、入れ子構造になっている。それぞれの楽曲は、かならず最初のフレーズに戻って演奏を終了し、さらに最初の楽曲を繰り返してから組曲全体が終了する。
《ガムラン曼荼羅》の個々の楽曲では、あらかじめ設定された持続ユニットのなかでさまざまなメロディック・パターンが重なり合い、変化していく。この持続ユニットは、ジョン・ケージの平方根形式の影響であり、また、限定したパターンを徹底した組み合わせる手法は、ソル・ルウィットの「ウォール・ドローイング」の影響による。メロディック・パターンの生成にあたっては、植物の電位変化のデータを変換した《植物文様》シリーズの手法が用いられているが、その電位変化のデータは、福岡市の香椎宮の御神木である「綾杉」から採取されている。

藤枝守:プロフィール
カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。博士号(Ph.D.)を取得。作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。ハリー・パーチやルー・ハリソンの影響により純正調によるあらたな音律の方向を模索。また、植物の電位変化データに基づく《植物文様》シリーズなどの作品がある。近年では、発酵音響や織機の振動にもとづく舞台作品を発表。2018年には、台湾大学のアート・レジデント・プロジェクトにより「台湾茶の植物文様」を発表。また、「植物文様」のアルバムとしては、砂原悟による「クラヴィコードの植物文様」、西山まりえによる「ゴシックハープの植物文様」、「ルネサンスの植物文様」、サラ・ケイヒルによる「Patterns of Plants」など数多くがリリースされている。

1.Piece I
2.Piece II
3.Piece III
4.Piece IV
5.Piece V
6.Piece VI
7.Piece VII
8.Piece VIII
9.Piece I
release 2021/11/24

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