You Asked For It / ローラ・エインズワース

レトロ・ジャズ歌姫がファンのリクエストに応え、独自の解釈で歌うクラシック・スタンダード集。

アメリカ人ジャズ歌姫ローラ・エインズワースの4枚目のスタジオアルバム。ファンのリクエストに応え、おなじみのスタンダード曲をフィーチャー。
•全新録12曲
•グラミー賞ノミネート歴（エロル・ガーナーの作品）のあるエンジニア、ジェシカ・シンプソンンによるマスタリング
•8曲にレアなイントロ・ヴァースをフィーチャー
•日本盤のみボーナストラック「As Times Goes By」収録

ローラがライブで歌う際はいつも、ジュリー・ロンドンの「クライ・ミー・ア・リバー」やジュディ・ガーランドの「オーバー・ザ・レインボー」などの古き良きおなじみ曲も歌ってほしいとファンから要望されていた。彼女は当初これらの曲を録音する予定はなかったが、ファンからの熱烈なリクエストに喜んで応えることにした。
特筆すべきは、ローラ・エインズワース流の新鮮で斬新な、独自の視点からのアレンジ・録音という点。12曲のうち8曲には他のバージョンでは聴けない、原曲のイントロ・ヴァースを追加。「ゴールドフィンガー」のアレンジは耳慣れたバージョンからは予想以上にかけ離れているが、ロドニー・ブース（tpt, flh）とクリス・マクガイア（ts）による余分なものを削ぎ落としたホーンセクションは、穏やかでノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
今回ローラは、通常行っているマルチトラック録音から離れ、バッキングにはスタジオでのライブ録音を選択。
ブライアン・パイパーが全曲アレンジを担当し、マスタリング担当はオーディオ復元専門サウンドエンジニアで、エロル・ガーナーの「The Complete Concert By The Sea」でグラミー賞ノミネート歴のあるジェシカ・トンプソン。
紙ジャケット仕様の日本盤にはアメリカ未発表のボーナストラック「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を収録、ポスター、全曲歌詞、日本語・英語のライナーノーツと曲解説付き。

アーティストプロフィール：
アメリカ人レトロ・ジャズ・ボーカリスト、ローラ・エインズワースは2011年のデビュー以来、4枚のスタジオアルバムと1枚のコンピレーションLPをリリースしている。
最新アルバム「YouAskedForIt」は、ファンからのリクエストに応え、スタジオでライブ録音した1920〜1960年代の人気曲をフィーチャー。これまで発表されたすべてのスタジオアルバムは、エロル・ガーナーの作品でグラミー賞にノミネート歴のあるエンジニアのジェシカ・トンプソンによって近ごろリマスターされた。
ローラの音楽は2019年に日本に紹介され、アルバムは2020年からラッツパック・レコードより販売されている。
ローラが得意とするのは、グレート・アメリカン・ソングブック時代を深く掘り下げ、忘れ去られている優れた曲を見つけて録音すること。過去のアルバムでは、有名曲はアルバム1枚につき3〜4曲に絞って、独特に解釈したバージョンを録音している。
アレンジを担当するのはブライアン・パイパーで、曲によっては1940年代スタイルビッグバンドから、1つの楽器とボーカルのみと、楽器編成は多岐に渡る。
2013年、ローラの曲「OutOfThisWorld」がインドのラジオ番組で流れ、それを機に行ったインドとドバイのツアーは好評を博した。トロピカルなバージョン「AnOccasionalMan」は、ヴィンテージ音楽コンピレーショ『ThisIsVintageNowVol.2:HappinessIsWayOfLife』にも収録され、日本ではラッツパック・レコードより発売。
日本のジャズ専門誌『ジャズ批評』『ジャズジャパン』、アメリカの『DownBeat』『BroadwayWorld』の他、主要ジャズメディアで紹介されている。

「You Asked ForIt」参加ミュージシャン
ローラ・エインズワース(voc)
ブライアン・パイパー(p)
ロドニー・ブース(tpt,flh)
クリス・マクガイア(ts)
ノエル・ジョンストン(g)
ヨン・ホ(b)
スティーヴ・バーンズ(ds)

レコーディングデイト:
2021年後半~2022年初頭

1.クライ・ミー・ア・リバー
2.オール・ザ・シングス・ユー・アー
3.ゴールドフィンガー
4.サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
5.スコッチ・アンド・ソーダ
6.アズ・タイム・ゴーズ・バイ
7.イズント・イット・ロマンティック？
8.アイ・キャント・ゲット・スターテッド
9.ホワットゥル・アイ・ドゥ？
10.ワンス・アポン・ア・タイム
11.ラブ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
12.オーバー・ザ・レインボー

release 2022/7/15