江口玲 / ラフマニノフ 2
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《CD75》とラフマニノフの競演、再び!!
2019年リリースのアルバムに続き、重厚かつ繊細なラフマニノフの真髄を描き出す。
1983年6月、ウラディミール・ホロヴィッツ初来日のNHKホールで、衝撃の音を奏でたピアノ《CD75》。まさにラフマニノフと同時代を生きた1912年製のスタインウェイは、クラシック黄金時代の頂点を極めた楽器である。
この流れを最後に受け継いだのがホロヴィッツであり、このような楽器があったからこそ、ラフマニノフの楽曲が存在し得たと実感できるだろう。
ソナタやエチュードなど、技術的にも難曲であるが、心技体、全てに充実した江口の演奏からは、ラフマニノフの怒りや哀愁までもが幾層にもなって伝わってくる。
《ボーナストラック》は、ラフマニノフが自宅に所有していた1932年製のスタインウェイにて収録。
【収録曲】
ピアノ・ソナタ 第2番 作品36 変ロ短調(1913年版)
Ⅰ. Allegro agitato
Ⅱ. Non allegro. Lento
Ⅲ. L'istesso tempo. Allegro molto
幻想小曲集 作品3
エレジー 変ホ短調 Op.3-1
前奏曲「鐘」 嬰ハ短調 Op.3-2
メロディ ホ長調 Op.3-3(1940年改訂版)
道化師 嬰ヘ短調 Op.3-4
セレナード 変ロ短調 Op.3-5(1940年改訂版)
エチュード「音の絵」 作品39-4 ロ短調
エチュード「音の絵」 作品39-9 ニ長調
《ボーナストラック》
前奏曲 作品23-6 変ホ長調
■江口玲 プロフィール
Akira Eguchi
東京藝術大学付属音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業、その後ジュリアード音楽院のピアノ科大学院修士課程、及びプロフェッショナルスタディーを終了。
1992年に大成功をおさめたアリスタリーホールでのニューヨークデビューリサイタル以来、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでの主要演奏会場にて演奏を続けてきた。
ニューヨークタイムズ紙からは「非凡なる芸術性、円熟、知性」「流暢かつ清廉なるピアニスト」と賞賛され、これまでにカーネギーホールはじめ、演奏で訪れた国は25ヶ国に及ぶ。欧米及び日本をはじめとするアジア各国でのリサイタルや室内楽、協奏曲などで活躍しているほか、ギル・シャハム、アン・アキコ・マイヤース、諏訪内晶子、竹澤恭子、渡辺玲子など、
数多くのヴァイオリニストたちと共演している。レコーディングはドイツグラモフォン、フィリップス等で計80枚以上のCDを録音、NYS CLASSICSよりリリースされてい
る14枚のソロアルバムも、「レコード芸術」誌で特選盤に連続選出されるなど、高い評価を得ている。2011年5月まで、ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて教鞭を執る。
現在、東京藝術大学ピアノ科教授、及び洗足学園音楽大学大学院客員教授を務めるほか、
ニューヨークと日本を行き来して演奏活動を行っている。
オフィシャル・ウェブサイト https://www.facebook.com/Pianist.Akira.Eguchi/
2022/08/05 release
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