瀬川裕美子/都市の境界～輝きと輝きの間の戯れ⇔戯れと戯れの間の輝き～　TFCC-2209

ひとりのピアニストはいま、あえて晴れやかな「構築性」をかりつつ、これをラディカルに透過する音響世界へ歩みだす。

国立音楽大学を主席で卒業後、コンサートや講演、CDリリースのほか、2022年は「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」リサイタルシリーズに出演するなど、精力的に活動を続けるピアニスト、瀬川裕美子。中でも画家“パウル・クレー”の作品に想いを寄せたプロジェクトはこれまでに4度のリサイタルと3作のCDリリースを数え、その４作目となるこのCDは、クレーの絵画“StadtEnde(都市の境界)”にインスピレーションを受け構成された、バッハ「協奏曲BWV978」「イタリア協奏曲BWV971」「フランス風序曲BWV831」、ショパン「マズルカ（３曲）」、バルトーク「ミクロコスモスより第150～152番」、湯浅譲二「プロジェクト・トポロジク」の全10曲を収録。

＜収録曲＞
J.S.バッハ: 協奏曲ヘ長調BWV978 (原曲―A.ヴィヴァルディ:「調和の霊感」Op.3-3)
1. 第1楽章Allegro (2:17)
2. 第2楽章Largo (1:55)
3. 第3楽章Allegro (2:13)
J.S.バッハ: イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
4. 第1楽章(4:06)
5. 第2楽章Andante (4:25)
6. 第3楽章Presto (3:46)
7. ショパン: マズルカ変ロ長調Op.7-1 (2:32)
バルトーク: ミクロコスモス第6巻～「6つのブルガリア舞曲」より
8. 第150番(1:36)
9. 第151番(1:27)
10. ショパン: マズルカハ長調Op.56-2 (1:49)
11. バルトーク: ミクロコスモス第6巻～「6つのブルガリア舞曲」より第152番(1:16)
12. ショパン: マズルカロ短調Op.33-4 (4:50)
湯浅譲二: プロジェクション・トポロジク(1959)
13. Projection 1 (1:36)
14. Projection 2 (3:14)
15. Projection 3 (2:09)
J.S.バッハ: フランス風序曲ロ短調BWV831
16. 序曲(7:38)
17. クーラント(2:14)
18. ガヴォットI & II (3:14)
19. パスピエI & II (2:38)
20. サラバンド(2:42)
21. ブーレI & II (3:20)
22. ジーグ(2:38)
23. エコー(3:15)